ビデオマーケットは、都度課金と見放題の両方の料金プランがある動画配信サービスです。配信ラインナップ数は19万本以上と、国内最大級の豊富さを誇っています。ただ、一方でネットの口コミでは、サイトの使い勝手が悪いという評判が目につきました。実際どんな感じなのか、徹底レビューしていきます!
月額料金(税抜) | 980円(見放題付プラン) | 無料お試し期間 | 1ヶ月間 |
---|---|---|---|
作品数 | 190,000以上 | オフライン再生 | × |
PC / MAC | ○ | スマホ | ○ |
---|---|---|---|
タブレット | ○ | ゲーム機 | × |
FireTV/Stick | ○ | AppleTV | ○ |
Chromecast | ○ | 専用STB | 無 |
この記事のトピックス(目次)
料金と無料お試し期間
都度課金プランと見放題付プランがある
ビデオマーケットの料金プランは以下の5種類あります。
- プレミアムコース
- プレミアム1000コース
- プレミアム2000コース
- プレミアム&見放題コース
- 見放題コースi
・月額500円(税抜)
・540ポイント毎月付与
・月額1,000円(税抜)
・1,000ポイント毎月付与
・月額2,000円(税抜)
・2,000ポイント毎月付与
・月額980円(税抜)
・540ポイント毎月付与
・25,000本以上が見放題
・月額500円(税込)
・ポイント付与なし
・見放題対象作品のみ視聴可能
・スマホやタブレットのみ視聴可能
大別すると、1作品ごとに都度課金してレンタル購入して視聴する「プレミアム」コースと、25,000本以上の作品が追加料金なしで見放題な「見放題コース」があります。
見放題コースの場合、スマホやタブレットでしか観ない場合は見放題コースiがおすすめですが、パソコンやテレビでも観たい、レンタル購入もしたい、という場合はプレミアム&見放題コースがおすすめです。
その他、専門チャンネル見放題パックもあり
その他にも、テレビ局が提供している見放題パックも取り扱っています。これらは、テレビ局のサイトのほか、ビデオマーケット以外の動画配信サービスでも提供しているサイトがありますが、どこで申し込んでも観れる内容と料金は一緒です。
見放題パックの例
- NHKオンデマンド見逃し見放題パック
- NHKオンデマンド特選見放題パック
- FOD月額見放題パスポート
月額972円(税込)
月額972円(税込)
月額1080円(税込)
無料期間は1ヶ月
「プレミアムコース」と「プレミアム&見放題コース」を対象に、初月無料キャンペーンを実施しています。(ソフトバンクまとめて支払いの場合は対象外)
NetflixやU-NEXTも1ヶ月間無料お試し期間があるので、一般的な長さですね。お試し期間中の解約は月額利用料は一切かかりません。
ただ気をつけておきたいのが、「登録日から計算して1ヶ月間」ではなく、「登録した月が無料」なので勘違いしないようにしましょう。
他のサイトでは、登録日から30日間は無料、というところもあるので、そこと一緒だと思っていると、無料お試し期間中に解約したと思っていたら料金が発生していた、ということもありえます。日割り計算もされないのでもし少しでも長く無料お試し期間を使いたいなら月初に申し込みましょう。
なお、初月は無料で540ポイントが付与されるので、見放題作品以外の有料作品も観ることができます。作品ごとの使用ポイント数相場は後述します。
作品ごとの必要ポイントの相場
プレミアムコースは都度課金して視聴するスタイルですが、実際には事前にポイントを購入し、視聴に必要なポイントを使用していく形になります。レートは1ポイント=1円です。
実際にどのくらいのポイントが必要かというと、30分作品(TVアニメの1話分など)は100〜250ポイント、長編作品(ドラマ1話分や映画など)は300〜450ポイントが相場となっています。
複数話作品はパック料金で20〜50%の割引
TVドラマなどの複数話ある作品だと20〜50%割引になるパック料金の設定があります。
このパック料金の価格も、先程解説したFODなどの専門チャネル見放題パックと同様、他社動画配信サービスにもありますが価格帯はどこもほとんど一緒です。
例:プリズン・ブレイク シーズン5(全9話)
ビデオマーケット・・・1,360ポイント
Amazonビデオ・・・1,360円
レンタルと購入(デジタルセル)の違い
ビデオマーケットの都度課金作品は、レンタルする方法と購入(いわゆる買い切り)する方法があります。
レンタルと購入の違いは、レンタルの場合、視聴期限があり、その期間内に視聴しないと観れなくなってしまいます。
購入の場合は、ビデオマーケットを解約しない限りは無期限で何度でも視聴することができます。
補足として、一部作品は購入がスマホのみという謎仕様があります。。。一応、購入後はパソコンからでも視聴できるみたいなのですが、なぜそういう制限が必要なのかはよく分かりません。。
支払い方法の種類は?
パソコンからの場合はクレジットカードのみとなっています。公式サイトや会員登録時に、取扱可能なクレジットカード会社について記載がなかったので、サポートセンターに問い合わせてみたところ、下記ブランドのカード会社が利用可能だそうです。
VISA、MASTER、JCB、アメリカンエキスプレス、ダイナースクラブ
なおスマホからアクセスした場合は、下記キャリア決済が利用可能です。
- ドコモケータイ払い
- auかんたん決済/au WALLET
- ソフトバンクまとめて支払い
- ワイモバイルまとめて支払い
作品数と得意ジャンルは?
ビデオマーケットでは国内最大級の19万本以上の動画作品を扱っていて、映画にドラマ、アニメやバラエティなど幅広いジャンルの作品が楽しめます。スポーツはリアルタイム配信ではないですがボクシングやプロレスの試合動画が配信されています。
洋画 | ○ | 邦画 | ○ |
---|---|---|---|
新作映画 | ○ | アニメ | ○ |
海外ドラマ | ○ | 国内ドラマ | ○ |
スポーツ | △ | アダルト | × |
新作映画・国内ドラマが充実
特に、新作映画については競合他社と比較しても配信開始のスピードは早いです。作品によってはレンタルショップでのレンタル開始前から視聴できる作品もあります。国内で配信解禁となった新作映画で取扱っていない作品はほぼないのではないでしょうか。
また、国内ドラマの配信も強いですね。現在放送中の見逃し配信もタイムリーに行われています。
アニメについては、例えば『ワンピース』のTV放送シリーズが配信されていますが、こちらはフジテレビが運営しているオンデマンドサービス「FOD」のほうが、より最近の回まで配信しています。
海外ドラマはやや弱いか・・?
『24』や『プリズン・ブレイク』、『スキャンダル』や『ハウス・オブ・カード』などの定番海外ドラマが数多く配信されています。
ただ、社会現象にまでなったドラマ『ウォーキング・デッド』や、イギリスのヘンリー王子と婚約した米女優メーガン・マークルが出演している『スーツ』などは配信されていませんでした。他にも『ゲーム・オブ・スローンズ』や『シャーロック』などもなかったです。
海外ドラマの視聴が主な目的の場合、海外の会社が運営しているNetflixやHulu(Huluは今は日テレ系列の会社ですが、、)のほうがよいでしょう。月額料金内で見放題ですし。
アダルトはないがグラビアならある
ビデオマーケットではアダルト作品の配信はありません。が、グラビア作品なら多数配信されています。
しかも最近配信されたものはほとんどがフルHD対応なので綺麗な画質で楽しめます。
見放題作品もやや弱い・・・?
25,000本以上が見放題の対象となっているのですが、実際に検索してみると古くてマニアックなものが多いように見受けられました。
韓流ドラマや華流ドラマが好きな人にとっては観たい作品が見つかるかもしれません。
サイトの使い勝手はあまりよくない
ビデオマーケットのWEBサイトは、シンプルで一見使いやすそうに見えるのですが・・・正直使いにくいです><ネットの口コミのとおりでした。
字幕と吹き替えは、再生中に切り替えはできないのは他サイトでも対応できていないサイトもあるので仕方ないとして。。
一時停止すると最初からの再生になったり、続きから観る機能がないので連ドラ作品観るには不便です。また、まとめ買いした時、視聴期限の情報がわからないため全話見終わる前に期限切れになってしまうことも。。
このあたりはぜひ改善してもらいたいところです。
一方、良い点もあって、パソコンでの視聴時は最大2倍までの倍速再生が可能です。この倍速再生は海外サイト(Netflixなど)では対応していなく、国内でも当サイトで調べた限りだとdTVしか対応していません。
また、30秒巻き戻し&10秒早送りは地味に便利です。
視聴可能機器について
視聴可能機器の詳細は以下のとおりです。
PC/MAC | ・Microsoft Windows 7以上 ・Mac OS X 10.11以上 |
---|---|
スマホ | ・iPhone:iOS8.0以上 ・Android:1.6以上の端末 |
タブレット | ・iPad:iOS8.0以上 ・Android:1.6以上の端末 |
STB | ・AmazonFireTV/Stick ・Chromecast |
ゲーム機 | 非対応 |
その他 | 非対応 |
※最新の対応機器情報は公式サイトでご確認ください。
STB(セットトップボックス)を使えばテレビも視聴可能です。ただしFireTV版ビデオマーケットでは「NHKオンデマンド見放題パック」に対応してないです。
スマホやタブレットでの視聴は専用アプリ経由での視聴になります。
オフライン再生(ダウンロード)は不可
動画配信サービスの機能の中で便利なのが、スマホやタブレット内に動画をダウンロードして、外出先などにデータ通信量を気にせずに動画をオフラインで再生できるというダウンロード機能があります。
しかし、残念ながらビデオマーケットはオフライン再生(ダウンロード)機能には対応していません。
複数プロフィールや複数同時視聴は不可
こちらも動画配信サービスでよくある便利機能のひとつですが、1つの契約に対して複数プロフィールを登録することができるサイトがあります(HuluやU-NEXTなど)。複数プロフィールを登録することで、マイリスト(後で観たい作品を登録しておける)や視聴履歴などが個別に管理できます。
視聴履歴に応じておすすめ作品をレコメンドしてくれるのが便利だったりするのですが、残念ながら非対応となっています。複数デバイスで同時に視聴することもできません。
なのでビデオマーケットはdTVと同じく完全に個人用途です。家族や同棲中のカップルなど複数人で利用したい場合はU-NEXTやHuluがおすすめです。
画質はフルHD対応、4K作品もあり
ビデオマーケットの最高画質はフルHDです。これは他社と比較しても遜色ないレベルです。フルHD以上の画質となると次は4Kで、4K作品も取扱ってはいますが作品自体の本数が少ないのが現状です。
画質については作品詳細ページにロゴが表示されるので確認しやすいです。
どんな会社が運営しているの?
ビデオマーケットは、株式会社エムティーアイ関連である株式会社ビデオマーケットが提供している動画配信サービスで、2005年に設立・運営開始されました。株式会社エムティーアイは「music.jp」や「ルナルナ」などで有名なモバイルコンテンツ企業です。
まとめ:こんな人におすすめ
以上、ビデオマーケットのレビューでした!
サイトの使い勝手がやや劣るのと、ダウンロード機能非対応が残念ポイントですね。見放題作品に偏りがある印象でしたが、これは個人の好みもあるので一概には言えません。次のような人にはおすすめなサービスなので、無料お試しキャンペーンを活用して自分が好きな作品が観れるか確認してみてください。
- 新作映画をいち早く観たい
- 国内TVドラマの見逃し配信を中心に観たい
- 韓流・華流ドラマを観たい