dアニメストアは、その名前のとおり劇場版やTV、OVAなどのアニメ作品を専門に配信している動画配信サービスです。ドコモが運営していますがドコモじゃなくても利用できます。アニメのTV放送は放映地域に制限があること多いですが、dアニメストアなら全国どこでも視聴可能な点が魅力です。アニメ作品自体だけでなく、2.5次元舞台やアニソンライブ、声優さんの番組なども充実。ファンにとっては作品の世界観がいろんな角度から楽しめるサイトです。
月額料金(税抜) | 400円 | 無料お試し期間 | 1ヶ月間 |
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作品数 | 2,400以上 | オフライン再生 | ○ |
PC / MAC | ○ | スマホ | ○ |
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タブレット | ○ | ゲーム機 | × |
FireTV/Stick | ○ | AppleTV | ○ |
Chromecast | ○ | 専用STB | 有 |
この記事のトピックス(目次)
月額400円!無料お試し期間も31日
dアニメストアの月額料金は400円(税抜)です。この価格で2,400以上のタイトルの作品が視聴できるので、かなりお手頃感があります。
初回登録限定の無料お試し期間は31日間で、これは他の動画配信サービスと比べて同じくらいの期間です。Huluなんかだともっと短く、2週間くらいですけどね。
無料期間は月単位ではなく、登録したその日を起点として計算されます。月の途中や月末に登録したとしても、その日から数えて31日間は無料で全ての作品(レンタル作品は除く)、全ての機能を利用できます。
一方、課金の対象は月単位のため、例えば1月30日に無料お試し期間が終了したとすると、1月31日の分が月額課金されます。日割り計算はされないため、例え1日だけだとしても1ヶ月分の料金がかかってしまいます。
もし最初から無料お試し期間中に解約するつもりの人はいつ登録しても問題ありませんが、そうでない人はなるべく月の初めに登録するのがおすすめです。
一部レンタル作品もある
dアニメストアの配信対象作品は、基本的に全作品追加料金なしで見放題です。他社サイトでたまにみかける、1話だけ無料、なんてこともありません。
ただ、新作の場合は別途追加料金が発生します。料金体系がわかりにくくなる、と感じる人がいるかもしれませんが、新作の場合はどの動画配信サービスでも一定期間が経過するまでは見放題の対象にはできない業界ルールになっているようなので、やむを得ないところです。
レンタル価格は、他サイトと同じに設定されていました。
(例)劇場版コードギアス反逆のルルーシュⅠ 興道
・dアニメストア:864円
・U-NEXT:864円
・ビデオマーケット:864円
支払い方法の種類は?
dアニメストアの支払い方法の種類は、dTVと同じです。
ドコモユーザーの場合は、クレジットカードとデビットカード、キャリア決済から選べます。取扱可能なクレジットカードのブランドはVISA、Mastercard、JCB、AMEXの4種類です。
ドコモユーザー以外は、公式にはクレジットカードのみとなっています。ただ実際にはデビットカードも利用できるようなので、もしクレジットカードを持っていない、あるいは使いたくないという人はお手持ちのデビットカードで試してみてください。
作品数は?どんな作品が観れる?
続いて、dアニメストアの作品ラインナップについて解説していきます。
キッズ向けアニメではなく、ちゃんとアニメ好き向けのラインナップ
他の動画配信サービスの場合、映画やドラマなどのジャンルでカテゴリ分けされていることが多いのですが、「アニメ」のジャンルの中にはアンパンマンやクレヨンしんちゃん、しまじろうなどの子供向け作品も含まれています。dアニメストアはこれらの子供向け作品は含まれていません。
そのため登録したはいいけど子供向けアニメばっかで観たいやつがほとんどない!ということもありません。
※でも、例えばプリキュアなんかは配信されているので、ちゃんと分かってて選別している感じです^^
作品数は2,400以上!これ、"話数"じゃないですよ
dアニメストアで配信している作品数は、2,400本以上です。これは話数ではなく、作品タイトルの数のことを表しています。
例えば『スラムダンク』のTVアニメシリーズは全101話ありますが、dアニメストアではこれを101本、とカウントするのではなく、1本とカウントしています。
この作品数の数え方は各社でマチマチで、他社では1話を1本とカウントしているサイトもあります。なので一概に作品の本数だけでは動画配信サービスの比較ができません。
ウィキペディアによると、2016年5月末時点での作品数が約2,000作品、約30,000話、と記載がありました。2018年時点では約2,400作品のため、話数ももっと増えている計算になります。
アニメ作品だけで2,400タイトルという数は他社と比べても遜色なく、むしろアニメに特化している分かなり充実したラインナップだといえます。
現在放送中のTVアニメも配信
dアニメストアの特徴の一つが、現在放送中のTVアニメ作品もタイムリーに配信されます。放送終了後、次の回が放送されるよりも前に配信されるので見逃してしまった場合に便利です。
2.5次元舞台、アニソン、声優関連動画も
アニメ作品そのものだけでなく、dアニメストアではアニメ関連の動画も充実しているのが特徴です。
アニメやゲームを原作とした舞台ミュージカル「2.5次元舞台」や、アニソンのライブ動画、声優が出演している番組など、地上波や他の動画配信サービスではなかなか観ることができない作品もあります。
dTVでもアニメ配信あるけど、どっちがいいの?
ドコモが運営している動画配信サービスには、dアニメストア以外にdTVというサービスがあります。dTVもドコモユーザーじゃなくても利用できます。料金も500円でほとんど変わらないため、dアニメストアとdTV、どっちに登録しようか迷っている人も結構多いのではないでしょうか。
どちらも無料お試し期間があるので両方使ってみるというのが一番確実ですが、ここでは簡単に違いを解説します。
dTVにもアニメはあるんですが、作品数を比べるとやはりdアニメストアのほうが多いです。というか圧倒的にdアニメストアのほうが多いです。
WEBサイトやスマホアプリの使い勝手は結構違う点が多いのですが、やはり決め手となるのは観たい作品があるか、だと思います。そうすると、アニメだけをとことん観たいという人は断然dアニメストアがおすすめです。
サイトやアプリの使い勝手は?
ここからはサイトやアプリの機能や特徴、使い勝手を見ていきましょう。
倍速再生やOPスキップなどが便利!
dアニメストアの特徴としてまず挙げられるのが、倍速再生、OPスキップ機能など、動画をサクサク観るための機能です。これは他の動画配信サービスではほとんど対応されていません。
新作追加の通知機能
好きなキャスト・声優が出演している新作が追加されたタイミングでプッシュ通知してくれる機能です。その人の作品をたくさん観たい人にピッタリなサービスです。
リクエスト機能が有能
dアニメストアのアニメ作品配信数は、国内でもトップクラスですがそれでも対象外の作品もあります。どうしても観たい!という場合はリクエストすることができます。リクエストしたら必ず配信されるわけではありませんが、一定数のリクエストが集まれば配信される可能性が高まります。こういったユーザーの声を受け付ける姿勢は好感が持てます。
その他マニアックな機能もいろいろ
その他、起動画面をマイページに変更可能したり、サイトのデザインを変更できるきせかえテーマがあったり、ユーザー参加型の投票企画や会員限定プレゼントキャンペーンを実施していたりします。
視聴可能機器は?
PC/MAC | ・Microsoft Windows 7以上 ・Mac OS X 10.9以上 |
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スマホ | ・iPhone:iOS8.0以上 ・Android:4.1以上の端末 |
タブレット | ・iPad:iOS8.0以上 ・Android:4.1以上の端末 |
STB | ・AmazonFireTV/Stick ・AppleTV等のAirPlay対応機器 ・Chromecast ・Android TV ・NexusPlayer |
ゲーム機 | 非対応 |
その他 | ・dTVターミナル |
※最新の対応機器情報は公式サイトでご確認ください。
パソコンはブラウザからサイトへアクセスして視聴、スマホやタブレットは専用のアプリをダウンロードして視聴します。FireTVなどのSTB(セットトップボックス)と使えばテレビで視聴も可能です。
オフライン再生(ダウンロード)も可能!
dアニメストアのスマホ・タブレットアプリはダウンロード機能に対応しています。なので自宅で作品をダウンロードしておき、外出先でキャリアのデータ通信量を気にせずアニメ作品を楽しめます。
複数プロフィール登録・同時視聴は不可
HuluやU-NEXTといった動画配信サービスでは、1契約に対して複数のプロフィールを登録できるので、視聴履歴やお気に入りリストを人ごとに分けて利用できます。
しかし残念ながらdアニメストアは複数プロフィールに対応していません。また複数のデバイス上で同時に視聴することもできません。
これらの機能は家族や同居人と一緒に使いたい場合の機能なので、一人で利用する分には特に不満に感じることはないです。
画質は最高HDに対応
dアニメストアで選択できる画質は、パソコンとアプリ(スマホ・タブレット)で若干異なります。パソコン版は主に自宅で利用、アプリは外出先で利用、という用途を想定しているためで、同じHD画質でもパソコン版のほうがより高ビットレートで高画質になっています。
以下に画質の種類とデータ量を整理してみました。
パソコン版
画質の種類 | ビットレート | データ量 |
---|---|---|
HD画質 | 3.4Mbps | 約700MB |
すごく きれい |
2.0〜3.2Mbps | 約370〜600MB |
きれい | 1.7Mbps | 約300MB |
ふつう | 596Kbps | 約100MB |
アプリ(スマホ・タブレット)版
画質の種類 | ビットレート | データ量 |
---|---|---|
HD画質 | 2.7Mbps | 約400MB |
すごく きれい |
1.2〜1.7Mbps | 約300MB |
きれい | 596Kbps | 約110MB |
ふつう | 398Kbps | 約70MB |
通常は初期設定のHD画質のままで問題ないでしょう。回線が不安定だったり、キャリアのデータ通信量を抑えたいといったケースの時に画質を落としてみましょう。
運営会社はどこ?
dアニメストアは、株式会社ドコモ・アニメストアが運営しています。NTTドコモがKADOKAWAとの戦略提携により、両社の折半出資で2012年度前半期に設立、2012年7月から運用開始しています。2015年7月26日には200万会員を突破。会員のメイン層は20代から30代で、会員の約4割が女性となっています。
そのため配信作品も20代から30代に人気の作品が中心になっていますが、例えば『鉄腕アトム』や『機動戦士ガンダム』の初期シリーズなど、40代以上でも楽しめる、懐かしい作品も数多くラインナップされています。
さいごに:無料サイトを使っている人にこそ試して欲しい
以上、dアニメストアの解説でした!
dアニメストアは月額料金の安さの割に充実したラインナップ数、OPスキップやダウンロードなど便利な機能もあり、アニメ好きにも評価が高いです。
一方、アニメ作品は映画やドラマ以上に無料で視聴できる違法アップロードサイトが数多く存在します。そのため
「無料で観られるのにわざわざお金払ってまで観るなんで情弱!違法アップロードされてるからダメ!?んなもん別に観る分には捕まらないでしょ」
という声もネット上でたくさん見かけます。
確かにそうで、特に異論はないのですが(著者も昔はよく観ていたので^^;)、一度dアニメストアなどの有料動画配信サービスを使ってみると、はっきり言ってもう無料サイトを使う気にならなくなります。
- まとめサイトの騙しリンクにイライラする
- ウザい広告を毎回ポチポチクリックして閉じなきゃいけないのが煩わしい
- もっと便利にサクサク一気に観たい
と少しでも思ったことがあるなら、一度試してみる価値はありますよ。