動画配信サービス選びのポイントのひとつが画質や音質のよさ。テレビやパソコンなど、画面サイズが大きいデバイスで視聴する時はもちろんですが、最近はスマホの解像度が良くなってきているので、複数デバイスで楽しみたいという人も画質の良さは気になるところではないでしょうか。
また、音質にもこだわりたい!という人にとっては、動画配信サービスもサラウンド環境で楽しみたいですよね。この記事では、動画配信サービス各社の画質や音質について調べた結果をご紹介しています。
動画配信サービス各社の最高画質(4K作品以外)
まず、画質の確認ポイントは、最高画質がどこまで対応しているか?です。現状、動画配信サービスで視聴可能な最高画質は4K(UHD)で、Youtubeでも4Kの動画を観ることができます。ただ、これらはいずれもデモ用の映像がほとんどで、映画やドラマといった作品は配信されている本数がまだまだ少ないです。
そのため、4K作品以外の最高画質がどこまで対応しているかを調べてみました。これらの画質が、そのサイトで配信している作品の多くが対応している画質と捉えてもらって差し支えないです。
最高画質 | サイト名 |
---|---|
フルHD(1080p) |
Hulu U-NEXT Amazonプライムビデオ Netflix(スタンダードプラン) ビデオマーケット DAZN |
HD(720p) |
dTV ゲオTV TSUTAYA TV auビデオパス |
SD(480p) | Netflix(ベーシックプラン) |
「画質なんて気にしない、違いが分からない」という人もいるかと思います。しかし、人間の目というのはよくできていて、一度高画質な作品を見慣れてしまってから低画質な作品を観ると、その違いが分かります。そうするともう低画質の作品はどうしてもその粗さが気になってしまいます。(昔の作品は仕方ないですが)
1080pとか720pとか数字で表現されてもピンとこないものですが、例えば地デジの画質に見慣れている人は、フルHD画質でないと恐らく「あれ、画質悪いな」と感じることでしょう。
4K作品も配信しているサイト
4K作品はまだまだ少ないですが、一応配信しているサイトについてご紹介しておきます。
- Amazonプライムビデオ
- U-NEXT
- Netflix(プレミアムプラン)
- アクトビラ
- ひかりTV
- ビデオマーケット
サラウンド5.1chに対応しているサイト
続いて音質について解説していきます。音質を比較するうえでポイントとなるのが、サラウンド5.1chに対応しているか?です。そして動画配信サービスのサラウンド規格の標準フォーマットになりつつあるのが「ドルビーオーディオ」です。
現在、ドルビーオーディオに対応していてサラウンド5.1chの作品を視聴できるサイトは以下のとおりです。
- U-NEXT
- Netflix
- Amazonプライムビデオ
- ビデオマーケット
※配信対象の全作品がドルビーオーディオに対応しているわけではありません。
ドルビーオーディオとは?
DVDやBlurayの標準フォーマットとしては、「ドルビーデジタル」「ドルビーデジタルプラス」が採用されていました。オーディオファンなら馴染みのあるこのドルビーという規格、VOD(ビデオオンデマンド、つまりは動画配信サービス)で採用されているのが「ドルビーオーディオ」と呼ばれる規格です。
オーディオ・ビジュアルの情報サイトphileWEBによると、ドルビーオーディオはドルビーデジタルと互換性があるため、もし自宅にホームシアターを構築している人なら既存のオーディオ機器をそのまま流用できます。
ドルビーオーディオというブランド下にあるドルビーデジタルプラスは、ドルビーデジタルをベースにし、最大7.1chディスクリート、最大ビットレートを1.5Mbpsまで引き上げたもので、HDMI接続だけでなく光/同軸デジタル端子で出力した際の、ドルビーデジタルとの互換性も確保されている。
注目はU-NEXT
もし、音質にこだわりたいならU-NEXTをチェックしてみてください(
その他にもAndroidのスマホユーザー限定ですがスマホでもドルビーオーディオ対応作品を配信しています。さらに、映画館のような驚異的なサウンドが体験できる「ドルビーアトモス」に対応した作品も配信しています。
音質に対するユーザーの不満をいち早く察知し、対応を進めているU-NEXT。今後も対応作品のラインナップ拡大に期待したいところです。